今期の醸造も折り返し地点ですが、2021年産のバルベーラを発売します。
この年は空前のコロナ禍であり、ワインを醸造している事にどこか後ろめたさを感じてしまう1年でしたが、世間の喧騒を他所にぶどうが健全に育ったことが私たちの光明でした。
ぶどうの品質に納得の行く年だけに醸造しているバルベーラは2018ヴィンテージ以来の発売。2021年は副梢栽培という特殊な栽培方式を採用しています。
副梢栽培は簡単に言うとぶどうの成育時期をずらす栽培方法で、収穫も11月中旬に行っています。2019年から試験的に採用し、2021年はバルベーラの全区画で採用(現在は通常の栽培方法に戻しています)。
新酒の発売前ですが、ぜひお見逃しなくお楽しみ頂ければ嬉しいです。
キュベかざまバルベーラ2021
赤い果実やチェリー、バニラの香りが心地良く滑らかな口当たり。冷涼できめ細かい酸味が全体のバランスを整えています。妖艶さとエレガントさを感じる珠玉のワインです。
生産本数478本/価格4620円